2018年、イギリスのロックバンド・クイーン(Queen)のボーカルだったフレディ・マーキュリーを描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』がヒットし、彼がゾロアスター教徒だったことから「ゾロアスター教」の名が一気に知れ渡りました。
しかし、「そもそもゾロアスター教ってどんな宗教なの?」と思う方も多いでしょう。
ゾロアスター教は古代イランにおいて開祖ゾロアスターが始めた、一神教的な性格を持つ太古の昔から存在する宗教であり、キリスト教やイスラム教、ユダヤ教や仏教などに影響を与えた存在とも言われているのです。
今回はそのゾロアスター教について、どんな要素が世界宗教に影響を残しているのか、またその教義や風習、現代にもいる信者、有名人などをご紹介していきます。
ゾロアスター教の神
ゾロアスター教の主神アフラ・マズダ
ゾロアスター教における最高神は、善にして光の神であるアフラ・マズダです。
世界の創造者であり、人間の創造主でもあります。
この善・光の神であるアフラ・マズダは、悪の神々の存在に気がついたとき、戦いを行うために担い手を創造しました。
天・水・大地・植物・動物・人間・火を創造することで、悪の勢力との戦いを始めます。
この善と悪の戦いこそが、ゾロアスター教の教義的な主軸になるわけです。
ゾロアスターは七つの属性をそれぞれに司る七つの大天使として実体化させて、己を補佐させています。
ちなみに、日本の自動車メーカーであるマツダの綴りが「mazda」なのは、アフラ・マズダが由来という説もあるのです。
悪の神アフリマン
善の神アフラ・マズダと対立する悪魔の軍勢を統率している大魔王が、アフリマン(アンラ・マンユ)とされています。
あらゆる悪徳や欺瞞を生み出した存在とされていて、さまざまな悪事を働く悪魔たちを従えて、アフラ・マズダと戦うわけです。
人間はこの世界において善と悪の戦いに否応なしにも戦うことになるとされています。
死後の審判を司る神ミトラ
ミトラは有力な神であり、古い時代のイランにおいてはアフラ・マズダと表裏一体、あるいは同一視されることもあった神とされています。
ミトラの名前の意味は契約であり、死後の裁判、牧畜、軍神などの神々です。
太陽神としての性格もあり、イランの土地で長らく崇拝され、時代によればアフラ・マズダと同等の崇拝を受けることになります。
弥勒菩薩(みろくぼさつ)や、ユダヤ教の巨大天使メタトロンなどの原形にもなったのではないかと言われる存在感のある神です。
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水の女神アナーヒター
アナーヒターは川や海など水を司る女神で、 アフラ・マズダやミトラと同様非常に人気のある神様です。
アナーヒターの起源は、ヒンドゥー教の女神サラスヴァティーと同じと言われています。
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ゾロアスター教の教義
ゾロアスター教の善悪二元論
ゾロアスター教はアフラ・マズダとアフリマンに代表される、善と悪の戦いが宗教観の根幹に位置しています。
世界はその戦いの場という側面から切り離すことは出来ず、アフラ・マズダの創造物である人間は善の側に属しており、生涯を通じて悪と戦うことになるわけです。
悪との戦い方は、善行、善語、善思の「三徳」を積むこととされています。
ゾロアスター教では、人間は死後ミトラの裁きにかけられる
人間は死後、現世でどれだけの善良な行いをして来たかで、ミトラにより「選別者の橋」と呼ばれる場所で裁きを受けることとなります。
生前に善行を積んできた者は天国へと導かれ、悪人は地獄へと落とされてしまうのです。
ゾロアスター教には終末思想がある
ゾロアスター教は最終的にこの世界の終末が訪れると予期しています。
世界が終わる時に、善と悪は完全に分離されて、アフラ・マズダを信じる善良な者は永遠に善良な世界で暮らすことになり、アフリマンに追随する者は完全に消滅することになるのです。
キリスト教にある「最後の審判」と同じ構造の終末思想になります。
ゾロアスター教では、最終的に善が勝利するということが、すでに決まっているのです。
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ゾロアスター教では炎を神聖なるものとして拝む
拝火教という別名の通り、ゾロアスター教では炎を礼拝の対象としています。
ゾロアスター教においては、炎は聖なる存在の象徴であるからです。
神殿などでは、祭壇に炎を燃やし、それに向けて礼拝の儀式を執り行います。
ゾロアスター教では近親婚を推奨する
ゾロアスター教徒の最大の善行は近親婚です。
親子間の婚姻、兄弟姉妹との婚姻を行うことが最も正しいことだと考えられていました。
七人の姉妹たちと婚姻した者が、最高の人徳者とされています。
※現在のゾロアスター教では近親婚を推奨してはいません。
ゾロアスター教は一神教?
一神教であると見做すことも出来ますが、その教義は悪の神々や、善に属する神々も含めれば多神教的な側面も十分に残しています。
厳格な一神教とすべきなのかにおいては、議論を要する場所であり、開祖であるゾロアスターの教えの大半が残っていない現在では、解決することが困難な課題になります。
ゾロアスター教における鳥葬と自然崇拝
ゾロアスター教の死者は鳥葬される
ゾロアスター教の信者は死後、鳥葬(ちょうそう)されるのがしきたりです。鳥葬とは、遺体を鳥についばませる処理・葬儀の方法です。
「人が亡くなったら火葬とかが一般的なのに、何でゾロアスター教ではわざわざ鳥葬を行うの?」
と思う方もいるかと思います。
ゾロアスター教は「拝火教(はいかきょう:=火を拝む宗教)」とも呼ぶように火は信仰の対象であり、また土(大地)や水も自然崇拝の観点から神聖な物として扱われています。
そのため、それらを不浄な人間の遺体で汚してはいけないと考えているから鳥葬を行うのです。
「鳥葬は自然を汚さずに済む合理的な方法」とゾロアスター教徒は考えており、彼らにとって鳥葬は人生最後の功徳とされているのです。
ゾロアスター教における鳥葬のやり方は、「沈黙の塔(Tower of Silence)」と呼ばれる、町から離れた場所に作った塔の屋上に死体を安置し、その死体の肉を鳥に食べさせることで葬儀は完了するというものです。
わざわざ塔の上で(地面から高い位置で)鳥葬を行うのは、「大地を汚してはいけない」という考えから来ています。
なお、骨だけになった遺体は「沈黙の塔」の中心の穴に投げ込まれます(下図参照)。
ちなみに、鳥葬はチベット仏教でも行わていることで有名です。
日本の場合、人が亡くなるとほとんど火葬(一部土葬)を行いますが、鳥葬は刑法上行うことができないのが現状です。
ゾロアスター教では動物を保護している
ゾロアスター教では動物に対する殺生に、ネガティブな印象を抱いています。
それは創造主であるアフラ・マズダの生み出した存在だからです。
ゾロアスター教ではカエルは嫌われている?
しかし、どんなルールにも例外はつきものです。
サソリや爬虫類、両生類などは、悪しき存在が創造したものとされていて、ゾロアスター教では邪悪なものとされています。
トカゲのような竜の姿を悪魔として描いたり、カエルにいたれば、わざわざ探し出して殺すことを善行ともしていました。
ゾロアスター教の経典「アヴェスター」
経典はライバル宗教の存在に対応するために作られた
もともとは口伝によりゾロアスター教の教義や儀式、呪文などは受け継がれて来ました。
しかし、キリスト教や仏教、マニ教などの明確な経典を有した宗教などが台頭して来るとゾロアスター教は衰退を始めることになります。
それに対応すべく経典を作り、失われていた教義などを収集・編纂し始めました。
それは3世紀に入ってからの試みになり、ユダヤ教の旧約聖書やキリスト教の新約聖書の確立に比べて、数百年の遅れを喫した後になります。
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経典アヴェスターの内容
経典アヴェスターの内容は開祖であるゾロアスターの言葉と、ゾロアスターの死後の宗教家たちにより叙述された部分とで構成されています。
- ヤスナ:神事書、祭儀書 儀式ヤスナで唱歌される魔除け、神の名の列挙と召喚、聖なる存在たちへの賞賛、賛美歌などが記述されています。
儀式で歌う長い賛美歌みたいなもので、熟練者は2時間ぐらいで歌い終わるそうです。 - ウゥスプ・ラト:ヤスナの補遺、小祭儀書
- ウィーデーウ・ダート:除魔書 悪魔の名前やそれが起こす症状、それへの対処など。
- ヤシュト:賛美歌集 賛美歌などがまとめられています。
- クワルタク・アパスターク:小賛歌・小祈祷集
経典アヴェスターへの評価は低かった
ゾロアスターの死後、数百年(700年ともそれ以上とも推定される)も経って編集されたアヴェスターには、その時点で初期のゾロアスターの教義はかなり欠損しているとされます。
8世紀になっても、アヴェスターは聖書やコーランなどのように、信者たちに絶対的な評価を受ける権威ある経典とはされてはいませんでした。
ゾロアスター教についてまとめられたというよりも、「古代イランの宗教についての叙述を雑多にまとめたもの」ぐらいにしか認識されていなかったのです。
現代でもその経典の全ての部分が、重要なものであるという認識でもありません。
宗教としての根幹となる哲学や、儀式の実践的な方法などが記された部分は重要視されています。
そもそもですが、聖書やコーランなどは神からの言葉を聞いた「預言者」たちが代弁し、それを記述したものになりますが、少なくとも8世紀の頃、ゾロアスターは「預言者」という認識を信者からもされてはいませんでした。
ゾロアスター教の歴史
ゾロアスター教成立前のイランの宗教
古代イランの宗教は多神教であり、アフラ・マズダ、ミトラ、ヴァルナなどの高位の神々が存在していました。
インドの宗教や神話などとも強い関わりがあり、イランとインドが同じ神々を崇拝することもあれば、インドでは善なる神がイランでは悪の神とされることもあった状況です。
ゾロアスターによるゾロアスター教成立
ゾロアスターがイランにおいて、アフラ・マズダのみを信仰の対象とするゾロアスター教を作りました。
つまり、ゼロからの創造ではなく、すでに古来から存在していたイランの宗教や神々のなかから、アフラ・マズダを最高神として捉え、宗教改革を行った結果に誕生したものがゾロアスター教だとされています。
ゾロアスターが活動していた時期の特定は難しく、紀元前13世紀~紀元前7世紀頃なのではないかとされているので、ゾロアスター教の誕生時期も正確には分かりません。
ゾロアスター教とナオラタ族の王
42才になったゾロアスターはナオラタ族の王に取り立てられ、国家権力を後ろ盾に持つことになります。
20才から放浪生活を続けていたゾロアスターですが、それから二十年間のあいだに改宗させられたのは、なんと従兄弟一人だけでした。
しかし、王と結託して権力を手にしたゾロアスターは、土地から旧来の古代イランの宗派を一掃し、自身が作り上げたゾロアスター教をナオラタ族に広めます。
周辺の部族は、ナオラタ族が怪しげな新興宗教に改宗したことに反発し、戦争になりますが、ナオラタ族が武力で勝利し、ゾロアスター教の正義を軍事的に証明しました。
「正しいものが勝つ」のがゾロアスター教の理念ですから、ゾロアスターは戦勝により教義の正しさも証明したことにもなるのです。
ゾロアスターの最期
多神教が当然であったイランの宗教を一神教に変えてしまうという、急進的な宗教改革を行ったゾロアスターは、かなりの異端者でもあります。
権力を得る前は一人しか改宗出来なかったので、その異端ぶりは想像しやすいものです。
どう考えても当時の一般人に、受け入れやすい宗教であったわけではありません。
しかし、ナオラタ族の王と手を結び、当時の宗教観を一変させ、ナオラタ族が戦で勝利したことにより、政治力学の変化までをゾロアスターは引き起こしました。
ゾロアスターは、当時のイランにおける、既存の宗教と政治の安定を破壊した者と見ることが出来ます。
ゾロアスターは恨みを買ってもおかしくない、異常な程に急進的な改革者であり、じっさいのところ彼の最期には暗殺説もあるのです。
礼拝の最中に殺されたとも伝えられ、その後、初期のゾロアスター教団は娘婿が継承しました。
娘婿は義父の方針を変えて、より多神教的な元々のイランの宗教的な性質へと教団を変えていったとされます。
ゾロアスター教の聖地バルフ
死後、ゾロアスターはバルフという町に埋葬されることになります。
ゾロアスター教においては、バルフはアフラ・マズダによって創造された16の土地の4番目であり、ゾロアスター教発祥の地だともされているのです。
ゾロアスター教の衰退
教団を継いだ娘婿は伝統的なイラン宗教の神々を、ゾロアスター教に折衷させていきました。
アフラ・マズダだけでなく、旧来のイランの古代神たちを取り入れ、それぞれに重大な役割を割り振っていったようです。
宗教的な軋轢が緩和されると同時に、アイデンティティーを失う行為でした。
旧来の多神教的なイラン宗教と、せっかく一神教したゾロアスター教の差が分からなくなってしまいます。
後ろ盾であるナオラタ族が健在な時期はゾロアスター教団も安泰でしたが、やがてナオラタ族も歴史から姿を消し、その保護を失ったゾロアスター教も勢力を失っていきました。
ササン朝ペルシアでゾロアスター教が国教化される
ササン朝ペルシア(226年~651年)で、ゾロアスター教は国教として採用されます。
国教化に伴い、それ以外の宗教を邪教として弾圧します。
ササン朝ペルシアは、ゾロアスター教の一神教側面を強めることで政治利用することにしたわけです。
自分たちが伝統的な宗教であるゾロアスター教を復興させた、この土地の正統なる継承者である、そう宣伝するためにゾロアスター教を利用した側面も見えて来ます。
ゾロアスター教は再び国家権力と結びつき、発展することになります。
経典アヴェスターを編纂させたのも、この時代のペルシアでしたが、ペルシア以外の土地のゾロアスター教信者にアヴェスターがまともな経典として伝わることは、当時なかったようです。
ゾロアスター教が中国にも伝わる
シルクロードを通り、ペルシアからゾロアスター教は中国にも伝わります。
しかし、信者はペルシアの商人たちが専らであり、布教活動を中国で積極的には行われなかったようです。
ちなみに、唐の時代に、中国ではゾロアスター教のことを「祆教(けんきょう)」と呼ばれていました。
ペルシアのイスラム教化に伴い、ゾロアスター教が本格的に衰退
ゾロアスター教の後ろ盾であるペルシアでしたが、イスラム教徒であるアラブ人に侵略されて敗北することになります。
税金をプラスして支払うことで信仰は維持されていましたが、ペルシア人のイスラム教への改宗はトレンドとなっていき、ゾロアスター教は衰退していきました。
経典の多くも、この時期に失われたとされています。
政治的な後ろ盾を再び失ったゾロアスター教は、ライバルであるイスラム教から勢力を奪うことは出来ずに、世界中に離散することになり、今度こそ完全に、世界宗教の座から遠のいてしまうのです。
現在のゾロアスター教
減り続けるゾロアスター教徒
ゾロアスター教に改宗するには厳しい条件が存在しています。
父親がゾロアスター教徒である子供しか、ゾロアスター教徒にはなれません。
たとえ母親がゾロアスター教徒であっても、父親がゾロアスター教徒でなければ、その子供はゾロアスター教徒ではないのです。
その結果、ゾロアスター教徒の数は減り続けています。
それを問題視して、改宗の条件を緩和しようという試みもありますが、認める認めないの派閥間での議論も存在しているのです。
現在のゾロアスター教徒は世界で19万人
北米の組織の計算では、アヴェスターを経典として使用しているゾロアスター教徒と見做してもいい人口は、世界で19万人ほどいるようです。
国別ではインドが最も多く、インドだけで過半数になる10万人ほどが暮らしているとされています。
ゾロアスター教徒の有名人たち
ジャムシェトジー・タタ (Jamshetji Tata)
ビルラ、リライアンスと並ぶ、インド三大財閥の一角であり同国最大の財閥であるタタ・グループ(タタ財閥)の創業者です。
タタ・グループは鉄鋼、自動車、ホテル、ITなど幅広く事業を行っています。「インド版三菱」といったところでしょうか。
同グループはゾロアスター教の倫理観に則って、インドで根強いカーストとは無縁であり、実力主義であることが特徴です。
ラタン・タタ (Ratan Tata)
タタ財閥の元会長で、現在は同財閥の名誉会長です。インド人はカーストにまつわる運命論から、貧困者の救済を拒みがちです。
貧しいのは前世で悪徳を働いたから低いカーストに生まれたのだという視点があります。
ラタン・タタ氏はそんな国で多大な慈善事業活動を行っていることでも有名な人物です。会長就任中には22年間で売上高を17倍にした功績があります。
フレディ・マーキュリー (Freddie Mercury)
世界的に有名なイギリスのロックバンド、クイーン(Queen)のボーカルです。映画『ボヘミアン・ラプソディー』でも再び注目を集めていますね。
フレディの両親はインド生まれのゾロアスター教徒(パールシー)です。『ボヘミアン・ラプソディ』の中でも、父親が彼にゾロアスター教徒の三徳(善い考え・善い言葉・善い行い)について語っているシーンがあります。
葬儀はゾロアスター教の慣習にならって、鳥葬を行いました。
アディ・ゴドレジ (Adi Godrej)
スチール製品で有力なインドのコングロマリット、ゴドレジグループの会長です。
貧富の差が激しく、富裕層が富を独占しがちのインドにおいても、トップ10には入る大金持ちとされています。
ズービン・メータ (Zubin Mehta)
インドの商都ムンバイ出身の指揮者であり、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の名誉職である生涯音楽監督です。
ちなみに、ムンバイはインドでもゾロアスター教徒の人口が多いことで知られ、鳥葬のための「沈黙の塔」もあります。
フレディ・マーキュリーも少年のころムンバイで過ごしていた時期があるのです。
サイラス・プーナワラ (Cyrus Poonawalla)
生産量で世界トップのワクチンメーカーであるセラム・インスティチュート(Serum Institute)創業者兼会長です。
アフリカなどの髄膜炎ワクチンは、同社は需要が拡大し供給に応え続けています。
まとめ
- ゾロアスター教の主神はアフラ・マズダ
- 善悪二元論、終末思想、一神教的な性質などがある
- 鳥葬、近親婚推奨、自然崇拝、カエル殺しなどの伝統もあった
- 経典の完成が遅く、信者にあまり浸透しなかった
- 開祖ゾロアスターは急進的な宗教改革者であり、暗殺された可能性もある
- 国家権力のサポートで発展するが、それを失うと衰退してきた
- 現在、世界にはゾロアスター教徒が19万人ほどいる
設立された時期が古過ぎて、あまり情報が残っていないゾロアスター教。
正義が勝者になるのだという考えや、他の古代イランの神々や宗教に排他的であることは、戦争の正当化やライバルを除去しての統治など、政治的に利用されやすい側面です。
実際に、王族や皇帝たちに利用された感も強く漂っています。
ゾロアスター教が最も世界に与えた影響は、一神教の政治利用のしやすさを証明したことなのかもしれませんね。
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