メジゴーリエとは?ロシアの閉鎖都市を解説

メジゴーリエ

今回はロシアの閉鎖都市メジゴーリエについてお届けしていきたいと思います。
閉鎖都市などといえばSFのようですが、メジゴーリエは実在する都市です。
初めて知ったという方も少なくないでしょうが、知る人ぞ知る秘境でもあります。

このように言えばただの廃墟のようにも思えるものの、実際の閉鎖都市メジゴーリエは軍事的な色彩も帯びた恐ろしい一面もあるところだったのです。
それではさっそく、閉鎖都市メジゴーリエについて解説してまいりますので、ご覧ください。

閉鎖都市メジゴーリエとは

閉鎖都市メジゴーリエの場所

閉鎖都市メジゴーリエ(別表記「メシュゴリエ」)は、ロシア連邦のバシコルトスタン共和国に存在する都市です。カザフスタンのすぐ上です。

バシコルトスタン共和国といえばウラル山脈で一般的に知られており、そのウラル山脈の南部にある小インゼル川の左岸に存在しています。

なお、東方にあるヤマンタウ山は実に1640メートルという標高を誇っていて、ウラル山脈の南部の山としては最高となっています。

このように閉鎖都市メジゴーリエは、その立地的にも十分すぎるほど秘境だったのです。

閉鎖都市メジゴーリエの歴史

雪に覆われたメジゴーリエの街

さて「閉鎖都市」などとくれば、立地だけではなく歴史の方がどうなっていたのかも気になります。

そこで探ってみたところ、閉鎖都市メジゴーリエの歴史はやはりふつうの都市とは異なったあまりにも独特すぎるものだったのです。

一般的に都市といえばそれなりの歴史があるものでしょうが、閉鎖都市メジゴーリエは1979年くらいに誕生したという比較的歴史の浅い都市なのです。

おまけに一般にその存在が認知されたのは、それからはるか後である1994年です。きっかけはアメリカが衛星写真によって閉鎖都市メジゴーリエの採掘場や駐屯地を見つけたことです。

加えて閉鎖都市メジゴーリエでは大がかりな掘削プロジェクトが実施されていたということも確認されており、アメリカはこのことでロシア側に対していろいろなことを尋ねていたのです。

この結果分かったある閉鎖都市メジゴーリエに関するおどろくべき事実については、後ほどじっくりと見ていくことにしましょう。

閉鎖都市メジゴーリエには入れるのか?

魅力的な都市であればぜひ行ってみたいと考えるのが人情でしょうが、閉鎖都市メジゴーリエにはそもそも自由に行ったり入ったりすることができるのでしょうか?

結論から言いますと、入ることは事実上不可能です。

閉鎖都市メジゴーリエに入るためには、以下の3つの許可証が必要だからです。

メジゴーリエに入るための許可証
  • 単数回許可証
  • 一時許可証
  • 永続許可証

なお、これらの許可証を取得するための条件は厳しく、単数回許可証と一時許可証は近親者が現地に住んでいる者か現地に出張する者のみです。

しかもこれには安全局の厳しい審査があるために、一般的な観光目的で閉鎖都市メジゴーリエに入ることはほぼできないというわけです。

一方、永続許可証は現地で生まれた者か現地の企業に勤務している者のみとなっています。

なお、閉鎖都市メジゴーリエにおいては都市の機密を外部に対して守ることが徹底されているのも特徴です。

1994年までは「ベロレック-15」「ベロレック-16」と暗号的な呼ばれ方をされていて、「メジゴーリエ」ではなかったのです。閉鎖都市メジゴーリエが現在の呼び名になったのは後からだったということです。

閉鎖都市メジゴーリエは軍事都市?

ここまでみてきただけでも異様な印象がぬぐえない閉鎖都市メジゴーリエには、さらに驚愕させられるような情報があったのです。
それはなんと軍事的な目的で存在している都市なのではないか?ということです。

先述の通り、閉鎖都市メジゴーリエで掘削プロジェクトが実施されていて、アメリカがロシア側に対していろいろなことを尋ねていたのも、こういう事情が絡んでいたというわけです。

当時ロシア側は、ただの採鉱所だとか食料保管場所だとか返答していたものの、アメリカ側はロシアが核戦争が起こったときに使用するための国のトップの避難場所だったのではないかと見ていたのです。

ちなみに閉鎖都市メジゴーリエが公に確認された2年後の1996年、ニューヨークタイムズはロシアがヤマンタウ山に秘密基地を作っていると報じています(Despite Cold War’s End, Russia Keeps Building a Secret Complex)。

実際に閉鎖都市メジゴーリエには、衛星写真によって目視できるものだけでも軍事基地とおぼしき施設が2ヶ所も確認されていたのです。

その他に鉄道施設も確認でき、こちらはいろいろな物を秘密基地に運ぶために存在していたと疑われています。

以上のことから総合的に考えてみても、少なくとも閉鎖都市メジゴーリエがロシアによって軍事目的によって建造された都市であったことには疑いの余地がありません。

まとめ

ということで今回は閉鎖都市メジゴーリエについて取り上げてまいりました。
まさか世界にこのようなスポットが実在したとは、ミステリアスすぎておどろかざるを得ません。

閉鎖都市というだけでも圧倒的な怖さがあるだけに、そのうえ核だの軍事だのと来てはますますメジゴーリエへの関心は高まっていくばかりです。

一般的な観光地などとはまったく異なっているとはいえ、閉鎖都市メジゴーリエからはこれからも目が離せなくなるでしょう。

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